グリーンイグアナのプロフィール
分類
動物界脊索動物門爬虫綱有鱗目イグアナ科グリーンイグアナ属
学名
Iguana iguana
形態
生体の全長は130cmぐらいで、多いものでは180cm以上に成長することもある。全長の2/3を尾が占め、尾には暗色の横縞が入っている。
特徴的なのは喉元に垂れ下がった皮膚(咽喉垂、デュラップ)が発達し、威嚇や求愛の際にはこの部分を膨らませる。耳孔の下部には大型の丸い鱗がある。
幼体は鮮やかな緑色だが、成長に伴い色味は褪せていく。オスは後頭部から背面にかけて鬣状の鱗(クレスト)が発達する。
生態
グリーンイグアナは熱帯雨林に生息しており、木の枝の上にいることが多い。グリーンイグアナは泳ぎが得意である。
草食で、主に植物の葉、花、果実等を食べるが、幼体のうちは昆虫類等の動物質も食べる。特徴的なのは幼少期に生態の糞から植物を分解するバクテリアを摂取することである。
日本とグリーンイグアナ
日本では外来生物法で要注意外来生物リストに登録されている。ペットとして大量に取り引きされ、大型になり世話が出来なくなり自然に帰ってしまったグリーンイグアナが頻繁に報告されている。成長が早く、生体は顎の力も強くつめも鋭いために大変危険である。
特に定着の可能性がある八重山諸島などでは、流通量を増やさないように安易な販売、飼養は控えることが望ましいとされている。
飼育方法
グリーンイグアナは愛情を持って接すると人にも懐いてくれます。幼体はトイレやちょっとした芸も覚えてくれますよ。
オススメの飼育環境も少しだけ紹介しておきます。私の独断と偏見で選んだものなので暑さや湿度によって多少の変化はあります。
用意するもの
温室(大型イグアナ用のケージ)
ホットスポット用の電球
ホットプレート
トゥルーライト×2
最高最低温度計
タイマー(電球のスイッチをON、OFFで出来るもの)
食事
グリーンイグアナは上で述べたように草食なので基本的には野菜類が適しています。しかし幼体では動物性のタンパク質も同時に必要になってきますがあまり気にすることもありません。
植物性のタンパク質で栄養は十分に補えます。最も簡単な方法はイグアナフードをあげることですね。栄養のバランスも考えてありますし、粗悪なものもないと思います。
しかしどうしても愛するグリーンイグアナに手料理を食べさせてあげたいのならば気よつけてほしいことがあります。
次のような食材はイグアナの食事には適しません。はくさい、レタス、キャベツ、じゃがいも、とうもろこし、玉ねぎ、ほうれん草、バナナなどです。
アブラナ科の野菜(大豆、キャベツなど)は甲状腺腫誘発物質がありますし、ほうれん草にはシュウ酸が含まれています。